漢字ブームはピークアウト?

この度はえらいミソつけましたね、漢字能力検定協会。
「儲けを出してはいけない機関を儲けさせたうえに、家族の企業へ利益移動させるだけなら、もう、受験するの考え物だなー」と二の足を踏む人が、この一件でどれくらい出るか? それとも、「漢検の、お墨付きとしての地位とは別に関係ない」と割り切る人ばかりだろうか。
筆者は、今回のことはさておき、いいかげん漢字ブームもピークだろう、と見ている。特に、準1級や1級の出題のように、日常必要な国語力を超えて漢字オタク度を試すような問題を、お金出して解かさせていただく、というような風潮は集団催眠にかかっているようなものだと思うから。
漢字の読み能力においては、おバカキャラのタレントと「いい勝負」の人間が一国の総理大臣になれることを証明した麻生太郎の存在もあることだし。


近年パソコンやケイタイの変換機能のおかげで漢字使用度が高まっていたことを追認する形で、今秋には「常用漢字表」の制限緩和が実施されることが確実。それにまで水を注すことになるとは思えないけど、ブームなんて、一晩で方向を変えるからなー。