新型インフルエンザ

家族に病気がみつかり、ここのところブログどころではなかった。



豚インフルエンザに由来する新型インフルエンザの流行はピークを越えたと、報道されるに至った。四十数カ国に感染者を出し、パンデミック一歩手前までいったわけだが、ようやく終息に向かいつつある。
ここで、気づいたことを少々。
(1)今回の感染者の層は、よく指摘されるように、若年層が多い。
高齢者は、過去に流行した類似種のインフルエンザウィルスに対する抗体を持っているためにかからない人が多いのではないか、と言われるのだが、もしそうだとすると、何の免疫も持たない新生児がかかっていないことの説明がつかない。
(2)また、患者は先進国に多い。
ヨーロッパは、リヒテンシュタインルクセンブルクモナコのような人口の極めて少ない国を除いて全滅だし、韓国は早くから感染者がいたわりには、現在は日本の十何分の一ほどの感染者しかいない。アセアン諸国でも、カンボジアベトナムのような、後発途上国はゼロだが、タイ・フィリピンなどのアセアン発足当時からの加盟国には、いる。アフリカはエジプトも含め、ゼロ。震源地のメキシコに近い中南米でも、ベネズエラなどはゼロ。
このように経済先進国に多いということは、普通に考えれば、メキシコの隣国アメリカが早くから大量感染国だったので、アメリカと密接な国交があって人の行き来も多い地域(すなわち先進諸国)がやられた、という解釈が一般的だろう。

しかし、と、へそ曲がりは考える。
(1)(2)を併せて考えると、感染者は「肉を多く食べる国・層」に多いのではないのか。

さらに、
(3)感染者はイスラム国にはまれ。
中近東で感染者がいるのはイスラエルくらいである。言うまでもないがイスラエルユダヤ教
トルコに2人の感染者がいるものの、その2人は夫婦で、トルコ滞在のアメリカ人だ。
東南アジアでは、アセアン発足当時からの加盟国であってもイスラム国であるインドネシアはゼロ。マレーシアに2人いる感染者が何教の信者か、調べがつかなかったが、マレーシアは華僑が多いので非ムスリムである可能性は高い。

ということは、感染者が「肉を多く食べる国や年齢層」に多く、「豚肉を食べないムスリムにまれ」であるという解釈も成り立つのだ。これは、単なる偶然だろうか?? 偶然なら偶然でいいから、誰か証明してくれないかな。