時事
将来、きっと 「防衛「庁」時代、および、防衛「省」時代を通して、史上最も劣悪なトップ」 と評されると思われる人物の辞表が安倍晋三に受理されて1週間経つ。新聞・雑誌のコメントも出揃ったようだ。ここらで、稲田朋美について、功罪を交え、総括してみ…
ヘイリー米国連大使が主張する、トランプ政権の理窟はこうだ。 「アサドは、前にも、自国民に化学兵器を使った」「その時使われたのと同じ機種の航空機が4月4日の攻撃時にシリア空軍基地から被害地域の近くまで飛んだ」 早い話が、?アサドは前科者である、…
韓国の最高権力者は、歴代、退任後に訴追されたり死刑判決を受けたり「自殺」に追い込まれたりしてきたが、今回は人気満了さえ許されなかった。朴槿恵という人は、これで2度、青瓦台を失意のうちに去ることになった。1回目は38年前、父親が殺された時で…
トランプ米大統領の当選確実の報に900円安だった東京市場、一夜明けると埋め戻した。経済界の動揺ぶりが伺える。多くの人が先の読めなさに、ますます閉塞感を募らせるだろう。 選挙運動期間中に、共和党の要衝にいる者たちがトランプ不支持を表明したが、あ…
ネット掲示版に書かれるコメントを見ると「難民に混じったISの犯行では?」という推測が多いようだ。現場で射殺された者の像を精査することで、この推測の当否も明らかになるだろう。だが、ISが絡んでいるとすれば、あの組織は、アラブ系の人だけではなく、欧…
中東民主化革命の口火を切ったチュニジアで、イスラムの教義に則った政治を目指す勢力と、政教分離を掲げる勢力とを歩み寄らせた「国民対話カルテット」のノーベル平和賞受賞は誠にこの賞にふさわしいものと思う。9年前に同賞を受けたグラミン銀行の活動意…
OECD(経済協力開発機構)が、31ヵ国・地域について、 学校に備えられたパソコンの生徒1人当たり台数 と 学習到達度の数学的リテラシーの成績 を調べた、という、小さな記事が朝日新聞にあった。 結果は、 オーストラリア,ニュージーランドのように生徒当…
中国の武装漁民が日本の離島を占拠する、といった、準有事への対応のための法整備が見送られた。警察や海保が権限を自衛隊にとられるのを嫌がった、とか、日本側が事態を軍事対軍事にエスカレートさせたと口実を中国に与えてはいけない、とか、適当な言い訳…
木原や大西や百田らの妄言が、安倍政権 支持率を下げる効果に期待し、ああいう人間にもどんどん発言させるといいな、やっぱり“表現の自由”はそういう意味でも要るなーと今朝まで思ってた。ところが、そんな単純な事ではないのかも、と、30日にアップされた↓…
小説家なら小説家の中でもレベルの高いのを選んで呼んだらどうだろう。自民党新人議員の勉強会のことだ。 百田尚樹は、「『潰せ』と言ったのは、世論にみはなされることによって(結果的に)潰れるといい、という意味だった」との主旨の釈明をしたが確かに、…
「日韓基本条約」締結の頃は日韓を行き来する人は、1年に1万人だったのが、今では1日1万人(外務省HP)。 こんなこと1つとっても 半世紀がもたらす変化はすごい。 共同声明などによく出る「共通の価値観を共有する国」なるーーー先日は安倍政権が自分の談…
5年にたった1度の核不拡散条約再検討会議が、最終文書案を採択できず、という惨憺たる幕切れに。 元々締結の時から、既得権温存のためのご都合主義条約と言われながらも、 「これ以上は、どの国も核を持つな。その代わり、既に持った側は核軍縮に責任をもつ…
私には、安倍首相が「戦争法案といったレッテル貼りが全くの誤り」と他党を批判し、「戦争に巻き込まれるという批判は的外れ」と言うことも、そしてそれに「賛」否両論あることも、不思議でならない。存立危機事態などという、プロの法律家も「よくわからな…
安倍首相が「戦争法案といったレッテル貼りが全くの誤り」と他党を批判し、「戦争に巻き込まれるという批判は的外れ」と言うことも、そしてそれにネット上などでも賛否「両」論があるのも、不思議でなりらない。【存立危機事態】などという、プロの法律家も…
与那国島の自衛隊配備を巡る住民投票が行われた。賛成632・反対445。賛成派がほとんど地域振興を理由としていたという。騒音はもちろん、自衛隊の保有するもウィドウメーカーことオスプレイの飛来といった危険や、また観光の島としてのイメージダウンも覚悟…
ISが、トルコでテロを行う可能性があることを、トルコの各紙が伝えているそうだ。米軍中心の空爆参加諸国がアンカラやイスタンブールに設けている大使館や領事館が標的とされるだろう、という。 日本は軍事作戦には参加していないが、有志連合の一員である…
「日本はイスラム世界で信頼が篤い」と言われた時代も一昔前のことになってしまったのではないか? 日本がイラク開戦を真っ先に支持し、自衛隊を派遣したことで、イスラム世界の民衆にまで(つまり過激派のみならず)日本への不信感が持たれ出したのは10年以…
パリ南部で8日起きた警官殺害の容疑者アムディ・クリバリが、9日パリ東端のユダヤ系食材スーパーに立てこもった。BMFテレビから電話インタビューを受け、その電話を切った時、クリバリは受話器をきちんとかけなかったらしい。通話状態のままになった電…
ろくでなし子さんの再逮捕は、公判を待つ釈放中に「猥褻物」の頒布を繰り返したから、という要因以上に、警察での取調べの詳細を手記マンガとして週刊誌に連載したことが大要因ではないかと私は推察している。 推察する理由は、 1:手記マンガの中の 「警察…
いつかは時間の問題でマララさんに平和賞が行くと思っていたが、同じなら早い方がいい。妥当な決定だと思う。 9条への期待もあったが、もし9条が受賞するとすれば、むしろ「平和貢献期待賞」ないし「あげたんだからそれにふさわしく振る舞えよ賞」の意味合…
今後、原子力委員会による検討を経て政策大綱に反映させるかどうかを決めるという。12日に出た「エネルギー・環境戦略」が、再処理を継続の方針を出したことを以て「言うことが、ばらばらだ」と批判する小高直子氏のような人は、その辺りが飲み込めていない…
朝日新聞の、自社がかつて従軍慰安婦を報じた記事の真偽を総括する二日がかりの特集を読んだ。 “論じるべきは「従軍慰安婦制度そのもの」であって、誤報を必要以上に論じて核心を見失うことのないよう、大所に立った検証を” といった趣旨の意見を小熊英二氏…
朝日新聞の、自社がかつて従軍慰安婦を報じた記事の真偽を総括する二日がかりの特集を読んだ。 “論じるべきは「従軍慰安婦制度そのもの」であって、誤報を必要以上に論じて核心を見失うことのないよう、大所に立った検証を” といった趣旨の意見を小熊英二氏…
先週木曜に起きた、マレーシア航空機撃墜。「原因究明最優先」を主張する国際世論をよそに、関係国は非難の応酬。案の定、原因調査に対して露骨な妨害工作も起きたと報じられている。こういう場合に調査妨害した側は、それだけで無条件に 共犯と見なすという…
先日登った東京スカイツリーも、エレベーターの前でバッグ検査をしていた。口を開けて、1、2秒、係が上から覗くだけ。空港のように、ベルトを外せ、靴も脱げ、ときては鬱陶しいが、ハイジャック防止ならいざ知らす、大きな凶器を持ち込ませない目的なら、…
ピーチの関西―ソウル便を今月末に利用する。最安値で片道4千円はやはり魅力だし、2時間弱のフライトにはなまじっかな機内食も映画も余計だから。 ところが、3月には予約がとれて安心していたのに、先週になって「予約便のうちの帰りの便が飛ばないことに…
日米首脳会談は共同声明も出されず、また安倍が何度「バラク、…」と呼びかけても、あくまで「プライムミニスター・アベ」で通した大統領。 その昔、中曽根とレーガンが「ロン」「ヤス」と呼び合ったのとは好対照だった。やはり今のアメリカは、アジアの撹乱…
昨日行われた大阪市長選のような場合、もし自分が大阪市民だったらどういう行動をとるべきか考えた。 今までなら、投票所には行き「候補者の中に適格者ナシ」と書いて箱に入れるのを正解と考えていたと思う。しかし何か文字が書いてあると、主権者としての考…
帰国した浅田真央選手が、海外特派員協会の記者会見で、森喜朗発言について質問され応えた言葉:「私は何とも思ってないんですけど、森さんの方が今、後悔しているのではないかと思います」 つまり、「私は“大事な時にいつも転ぶ”とは限りませんよ、というこ…
浅田真央選手と、その十八番・トリプルアクセルを、朝日新聞のオピニオン欄で論じた増田明美(今はスポーツジャーナリスト)と末國善己(文芸評論家)が、申し合わせたかのように、彼女を宮本武蔵に喩えていたのが興味深かった。勿論、別々にインタビューした…