うるさい70台

今日は、「シベリア抑留」の体験を持つ方々が、その労苦を語る集いに、聴衆として行った。
聴衆の座る椅子が20列くらい並べられていた。開始時間よりちょっと遅れて会場に入ったのだが、報告中、最前列でしゃべり続けている2人の年寄り(両方男性)がいた。はじめ、その2人が報告者の関係者で、聴衆席と掛け合いでやり取りしながら報告を進める形式なのかと思った。それほど大声でしゃべっていたから。
実際は、ただの私語だった。
あそこまで、報告者の声を平気で妨げる人を自分は初めて見た。
報告者は終戦頃に兵士として大陸にいて、ソ連に抑留され、強制労働させられた人たちだから、今70〜80歳代。そしてその私語老人も、だいたい同年輩である。まともなら、「分別盛り」の齢といってよかろう。


ああいう手合いに比べれば、例年1月の「成人式」で、来賓の挨拶やスピーチにヤジを飛ばしたり、無視して私語を楽しむ20歳などはまだしもかわいいもんだ。新成人は招待されるから式に行くだけだが、シベリア抑留報告会のほうは、希望者がわざわざ、話を聞きたくて出掛けて来ているはずだ。
全く、今日びの年寄りはなぁ!