真紅の優勝旗、「島」へ

昨日の14〜16時は、甲子園の優勝戦=沖縄VS神奈川(13時開始)のゆくえを気にしながら、韓国語の授業をしていた。
15時には授業が休憩に入る。入ってすぐ、教材の再生に使っているCDラジカセのモードをチューナーを切り替えると、アナウンサーが「春・夏連覇が、目の前にあります」と絶叫していた。最後の1球。
興南が優勝を決めた一瞬だけは巧くリアルタイムで聞くことができたのだった。

家へ帰って、録画しておいたビデオで試合を見て、これほどの一方的なゲームだったかと驚いた。
準優勝戦の大逆転ほどのドラマチックさはなかったが、大勝負だった。
それにしても、もし他のチームだったら憎ったらしくなるほどの点差なのに、勝ってるのが沖縄勢だと、本土のチームをいかに嵩にかかってコテンパンに攻めても、もっとやれもっとやれと思ってしまうのは私だけだろうか。特に関東勢相手だけに、尚更かもしれない。
それはもちろん沖縄が日米安保の犠牲になっている県で、その代表チームだから、という気持ちがあるためだが、こんなことで沖縄への申し訳なさをガス抜きしてはいけないのだろうな。
とは思いつつ、それはそれとして、沖縄勢には夏の甲子園で初優勝おめでとう、と言いたい。仮に、優勝戦での対戦相手が、私の地元のチーム(例えば、中京)だったとしても、やっぱり沖縄代表を応援している自分があっただろう。