外国語学習法#3

文法の理解を確認する問題にせよ、リスニングの内容チェックや書き取りにせよ、自分が間違った箇所があると、それを消しゴムで消し、教師が黒板に書いた正解を写す学習者は、だいたい同じ間違いを何回でも繰り返しているようだ。
私は授業で「せっかく間違えたんですから、赤ペンで直して、自分の弱点を視覚的にわかるようにしてください」と言うが、それでも、習慣を変えない者は頑として変えない。そういう学習者は何年勉強していても、まず、見込みがないことが多い。
もちろん、一般的な傾向として、というに過ぎないが。
そして、朱が入って、誤用の箇所を直されている時でさえ、よくできる学習者のノートやプリントは、美しい。
「東大合格者のノートは美しい」というのは、本当だと思う。