ソウル駅は改修中
大型商業施設に乏しかったソウル駅付近は、数年前にロッテマートをはじめとする複合店舗がオープンし、格段に便利になった。その分、レンガ造りの、東京駅を模したといわれる歴史的駅舎が、ほとんど取り壊され、北側がわずかに残っていた。
その残った部分も今、幕が張られて、工事中だ。
‘日帝時代の建造物は「負の遺産」だというのでついに完全に取り壊され、朝鮮総督府の建物と同様の運命をたどるのか”と思いきや、全く逆で、昔のソウル駅を永く保存すべく、復元する工事だそうだ。
その工事現場には、何十年も前のソウル駅など、鉄道関連の写真が何点も掲げられている。足を止めて見入る市民も少なくない。
▲朝鮮戦争当時のソウル駅.
▲これも60年の記事。機関車にぶら下がって「乗車」せざるを得ない時代.
▲1960年代は韓国もモータリゼーション期.
▲かつては、ソウル駅2階に、当時としては最高級のレストランがあり、芸術家・政治家・財界人らが利用したとある。現在フードコートがある辺りだろうか。それが経営悪化で民間に払い下げられた年(1983年)の朝鮮日報に掲載された写真
▲1974年、秋夕の帰省ラッシュで設けられた臨時切符売り場.