「うるう年――2008年の私、2016年の私」

はてなさんも、なかなか結構なお題を提供してくれますな。


本当に今年は、うるう年やら、うるう秒やら、人間が、地球のペースに規定された、あくまでこの星の子なんだな、と思い出させてくれる、「暦・時計の調整」が重なりましたね。


さて、2008年はどんな年だった?と聞かれたら、真っ先に思い浮かぶのは、私の場合、サブプライムローン焦げ付き問題に端を発したリーマン・ブラザーズの破綻(9月)でしょうね。世界中の株式市場で歴史的な陰線を現出。12月にはトヨタが赤字を計上して本邦でもショックが決定的になったのでした。【百年に1度の不況】という言葉は、この時に人々の口の端に上ったものです。
あと、ほぼ毎回楽しみに見ていた『世界ウルルン滞在記』が最終回を迎えたのもこの年。あの長寿番組が終わったことは、現在の“若者の海外旅行離れ”傾向とどこかで繋がっているかもしれません。


個人的には、ちょうどその頃、当はてなブログを始めました。


そして、2012年。今度は【千年に1度の震災】の爪あとも癒えぬまま迎えた、きょうの「うるう日」。
前のうるう年に当選したバラク・オバマへの幻想もすっかり剥げ落ちた今年、また米大統領選があります。今年当選する誰かが任期を終える2016年の事なんて、とうてい予測できませんわい。しかし、我々の目の前で日々起こりつつある事象は何かの形で尾をひいて、後で振り返れば「この大トレンドは、2012年のあれが予兆だったのか」と感じることでしょう。それが今は判らないだけです。少子高齢化がますます進むといった、統計的に確実な社会現象を別にすれば、へたな未来予測は恥をかくだけ。それでも、そうと知りつつ1つだけ予想させてもらうと、BRICsの4中進国の急成長は、案外早くポシャってるのではないかな、と何となく予感しています。
私は、相変わらず、週に1本書けるか書けないかの、超のろくさペースで、へたなブログを細々と続けているでしょう。事故や急病や通り魔殺人などで死なない限り。
皆様もそれまで健康で、ご活躍を。ご縁があったら、また画面で。