オリンピック柔道選手が監督をJOCに提訴

体罰という言葉は、悪いことをした者に対して加えられるものに限るべきだ」という意見がある。賛成だ。
体「罰」という以上、「罪」が前提として存在しなければならない。何も罪を犯していない者を捕まえて、勝利至上主義の実現の手段として暴力をふるう行為は「調教」と呼ぶのこそふさわしい。
人様の子供を預かる教員や、世界で活躍できる素地のある選手を育てる使命を帯びた人間が、動物を仕込むがごとき手段を弄するからには、報道機関も「原始的調教」の名で報じるのがよい。
否、動物でさえ、鞭などでしごくだけで良い成績を得られるか? 訴えられた監督の暴力や暴言が効果がある鍛え方だったかどうかは、ロンドン五輪の成果で明らかじゃないの?