念願のトルコ>コンヤでもてる

トルコでは、実によく現地人から話しかけられるが、会話だけとは限らない。
コンヤ(Konya)の街では、見物中に一休みしていると、3人組の若い男性がカメラを持って近づいて来た。“シャッターを押して下さい”かな、と思ったら、“僕らと一緒に納まって欲しい”だった。「へぇ!」と驚きつつ、快諾した。彼らも見学者なのだろうが、記念撮影に東アジア人に入ってよ、と頼むんだ!

それから約1時間後、今後は女のコ3人組が、“あたし達と写真に入ってくれますか?”と記念撮影を望んできた。そのうち2人と私で1ショット目、撮り手が 代わってもう1回。

さっきの男3人の時は撮り終わったらカメラを返して、「じゃっ」と別れたが、今度はそれで済ませては勿体無さすぎる。彼女たちのカメラを返すと同時に、僕のカメラでもお願いできるかな、と自分のを渡す。2人のトルコ娘とおさまった。こういう時には、完全に自分の歳を忘れている。
しかし、こんな「いい目」を見れる国がトルコ以外にあるだろうか?
日本だったら、こっちからカメラを持っていって お願いしても99%逃げられる。逃げられる程度で済んだら 御の字で、きょうびは怪しい男扱い されかねん。
あの2組の若者が格別 特殊なトルコ人とは考えにくいから、他にも、日本人(とおぼしき東洋人)を見たら、お願いしますとカメラを差し出す人は、この国に珍しくないに違いない。今日の彼ら・彼女らも、以前に、友達とか兄弟から、「見て見て、日本から旅行に来た人と撮っちゃった」などと写真を見せられ、今度は自分も、とかねてより思っていたのかもしれない。そんなことを考え、気分がよかった。
こんなときはコンヤの街までがいい所に思えてくるから、旅行者の印象なんて単純なものである。