「中国の脅威」はプロパガンダ?

中国の武装漁民が日本の離島を占拠する、といった、準有事への対応のための法整備が見送られた。警察や海保が権限を自衛隊にとられるのを嫌がった、とか、日本側が事態を軍事対軍事にエスカレートさせたと口実を中国に与えてはいけない、とか、適当な言い訳が報じられているが、とても本当の理由と思えない。数ヵ月もの国会延長をしておきながら、表向きその程度の理由であの安倍が今国会での成立をあきらめるということは、初めから、「台頭する中国の脅威」とやらは集団的自衛権行使を正当化する口実だったという有力な証拠ではないのか? 中国を相手に戦争する気など毛頭無いアメリカは軍事費を削減しても中東その他で覇権だけは持ち続けたいし、戦争もしかけたい。それを支えるため、日本の犬国家の性格を更に顕著にする解釈壊憲だった、という証拠といえよう。