ITはヒトをアホにするか否か
OECD(経済協力開発機構)が、31ヵ国・地域について、
学校に備えられたパソコンの生徒1人当たり台数
と
学習到達度の数学的リテラシーの成績
を調べた、という、小さな記事が朝日新聞にあった。
結果は、
オーストラリア,ニュージーランドのように生徒当たりのパソコン台数が多い国では、成績が低下したのに対し、
トルコ,メキシコなど、パソコンの教育現場への普及 未だし、の国では成績が上がった
とのこと。
さて、これを、
車に日常的に乗る人の脚が弱くなるのが避けられない如く、大脳の代わりを受け持つ機械に頼ることが多い人は脳が退化して当たり前、
と、因果関係を認めるべきなのか、
それとも、2つの変数は、原因ー結果の関係にあらず、2つとも何らかの第三項の結果かもしれない、
と疑ってみるべきなのか…?
そして、次は、お年寄りに“ボケ防止”と称してパソコンやスマホをやらせるのがホントに有効なのか、WHOあたりに臨床的にきっちりデータをとってもらいたい。