5.香り・味わいに乏しい食材

春川で食べた、메밀전(蕎麦のチョン)。

日本の蕎麦と違って、あの独特の香りがなく、食べても張り合いがない。韓国は麺の蕎麦(そば切り)で食べても同様だから予想はしていたが、やはり蕎麦料理を食べている気がしなかった。蕎麦粉を使った막국수の本場、春川でさえ、こんなものしか食えないとは。

ほかにも、鶏卵、小豆などの食材も同様で、風味がない。まずいのでなく、味ないのである。とりわけ鶏卵は、初めて食べたときはこっちの舌がおかしくなったのではないかと、心配になったくらい、なんの味もしない。

逆に韓国人が日本でタマゴや蕎麦を食べると、何じゃこのにおいは!と思うのだろうか。