東北地方太平洋沖地震(2)

1995年の阪神淡路大震災のとき、自社さ政権のもと、社会党委員長・村山富市が首相を務めていた。被災地へやって来て「がんばってください」と言い残し、1日で東京へ戻ってしまったことで顰蹙を買った。
そして、民主党の政権下でこの大震災が起こった。
なぜか、自民党以外の政党から総理大臣が出ているときに、2度も6000人以上の犠牲を出す地震が起きた。
自民党の怨念ではないかなどと言っては、不謹慎過ぎて、下手なブラックジョークにもならないが、政権の座にあることに不慣れな者がトップにいることは、二次災害(政治災害)を拡げかねないとは言えるだろう。
佐高誠が言うように原発放射能漏れは「企業災であり、政治災」だ。補助金をちらつかせて国策として原子力利用をごり押ししてきた自民党も、この事故に大きな責任がある。ウラン燃料よりさらに危険度の高いMOX(混合)燃料を使うよう仕向けたのも、過去の権力者である。
したがって、人の住めない汚染地をこの島に1平方mたりとも作らないよう、自民もその責任をとり、全面協力せねばなるまい。
ゴルゴ13シリーズの「25000年の荒野」では、デューク・トウゴウがあやうく原発の暴走を食い止めたが、現実にはあんな超人はいないぞ。現実の人間が死を賭して何とかするしかないのだ。そして、その決死の作業に当たっているのは、自衛官、警察官、ハイパーレスキュー隊といった、本来なら行方不明者を一人でも早く捜すのに充てられるべきだった精鋭たちなのだ。
東電は、次年度の防衛費の半分くらいは負担しろよな。